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冠着山~鳥居をくぐり新雪の積もる神聖な登山道へ~

  • kk
  • 1月4日
  • 読了時間: 5分

更新日:1月5日

かむりきやま

別名:姨捨山(おばすてやま)

信州百名山

花の50名山

標高:1252m

所在地:千曲市、筑北村

登山口:坊城平いこいの森

コースタイム:40分


本日は冠着山(姨捨山)へ。登山口の坊城平いこいの森へ向かいます。途中有害鳥獣対策用の柵がありました。鍵を開けて通行後は必ず閉めます。
本日は冠着山(姨捨山)へ。登山口の坊城平いこいの森へ向かいます。途中有害鳥獣対策用の柵がありました。鍵を開けて通行後は必ず閉めます。
森のクマさんやフクロウさんがお出迎えしてくれました。
森のクマさんやフクロウさんがお出迎えしてくれました。
坊城平いこいの森に着きました。駐車スペースは広々。リンクの千曲市のページから冠着山までの地図と姨捨山の民話がダウンロードできます。
坊城平いこいの森に着きました。駐車スペースは広々。リンクの千曲市のページから冠着山までの地図と姨捨山の民話がダウンロードできます。
🚻もありますが、冬季は使用できません。
🚻もありますが、冬季は使用できません。
冠着山案内図を確認。
冠着山案内図を確認。
鳥居をくぐっていざ入山。
鳥居をくぐっていざ入山。
キャンプ場を眺めながら歩いていきます。
キャンプ場を眺めながら歩いていきます。
古い案内板がありました。ここから山頂まで750m、所要時間30分のようです。
古い案内板がありました。ここから山頂まで750m、所要時間30分のようです。
その先にも山頂への案内板と、冠着十三仏の案内板がありました。冠着十三仏が気になります。
その先にも山頂への案内板と、冠着十三仏の案内板がありました。冠着十三仏が気になります。
冠着十三仏行ってみましょう!
冠着十三仏行ってみましょう!
案内板によれば、冠着山はさらしなの里の信仰の山で坊城平は修行者の拠点のひとつだったようです。ここには十三仏という地名があり、修行者や修行僧の信仰の対象としての十三仏が祀られたと推定されています。十三仏信仰は日本独自の仏教信仰で、初七日の不動明王から始まり三十三回忌の虚空蔵菩薩まで十三回の法事があるのはこの十三仏信仰によるものだそうです(それぞれの回忌の法事を営むことで亡くなった人が極楽に生まれ変わるのを助けるのがこの十三仏信仰)。
案内板によれば、冠着山はさらしなの里の信仰の山で坊城平は修行者の拠点のひとつだったようです。ここには十三仏という地名があり、修行者や修行僧の信仰の対象としての十三仏が祀られたと推定されています。十三仏信仰は日本独自の仏教信仰で、初七日の不動明王から始まり三十三回忌の虚空蔵菩薩まで十三回の法事があるのはこの十三仏信仰によるものだそうです(それぞれの回忌の法事を営むことで亡くなった人が極楽に生まれ変わるのを助けるのがこの十三仏信仰)。
不動明王(ふどうみょうおう)初七日
不動明王(ふどうみょうおう)初七日
釈迦如来(しゃかにょらい)二七日
釈迦如来(しゃかにょらい)二七日
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)三七日
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)三七日
普賢菩薩(ふげんぼさつ)四七日
普賢菩薩(ふげんぼさつ)四七日
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)五七日
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)五七日
彌勒菩薩(みろくぼさつ)六七日
彌勒菩薩(みろくぼさつ)六七日
薬師如来(やくしにょらい)七七日
薬師如来(やくしにょらい)七七日
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)百か日
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)百か日
勢至菩薩(せしぼさつ)一周忌 勢至菩薩は今年の干支の午の守護仏だそうですよ。
勢至菩薩(せしぼさつ)一周忌 勢至菩薩は今年の干支の午の守護仏だそうですよ。
阿弥陀如来(あみだにょらい)三回忌
阿弥陀如来(あみだにょらい)三回忌
阿閦如来(あしゅくにょらい)七回忌
阿閦如来(あしゅくにょらい)七回忌
大日如来(だいにちにょらい)十三回忌
大日如来(だいにちにょらい)十三回忌
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)三十三回忌
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)三十三回忌
登山道に戻り山頂を目指します。
登山道に戻り山頂を目指します。
チェーンスパイクとゲイターも装着OK。
チェーンスパイクとゲイターも装着OK。
分岐。びょうぶ岩方面は道が不鮮明だったので、山頂方面へ。
分岐。びょうぶ岩方面は道が不鮮明だったので、山頂方面へ。
展望のよいところに出ました。千曲川が青々としてきれいです。
展望のよいところに出ました。千曲川が青々としてきれいです。
ぼこだき岩への分岐。山頂へ向かいます。
ぼこだき岩への分岐。山頂へ向かいます。
久露滝登山口への分岐。こちらのルートからは現在冬季通行止めで登ってこられません。
久露滝登山口への分岐。こちらのルートからは現在冬季通行止めで登ってこられません。
すごいインパクトのあるアカマツの木が登場。
すごいインパクトのあるアカマツの木が登場。
ポケモンのオーロットみたい!
ポケモンのオーロットみたい!
足元にかわいい子たちが。踏まないようにそっと歩きます。
足元にかわいい子たちが。踏まないようにそっと歩きます。
太陽に向かって登ります。
太陽に向かって登ります。
屋根のある見晴らし台にでました。
屋根のある見晴らし台にでました。
澄んだ青空が最高です。
澄んだ青空が最高です。
アプリをかざしたらお馴染みの山の名前がどんどん出てきました。すご!
アプリをかざしたらお馴染みの山の名前がどんどん出てきました。すご!
鳥居が見えてきました。いよいよ山頂です!
鳥居が見えてきました。いよいよ山頂です!
冠着山(姨捨山)山頂。標高1252m。古今和歌集にも「我が心 慰めかねつ更科や 姨捨山に照る月を見て」(古今集・巻17・雑歌上・878・よみ人しらず)と詠まれたとおり月の名所。宝暦4年(1754)年に山頂に冠着神社が建てられ月の神である月読尊(つくよみのみこと)が祀られた。今も7月下旬にはまつりが行われるとのこと。
冠着山(姨捨山)山頂。標高1252m。古今和歌集にも「我が心 慰めかねつ更科や 姨捨山に照る月を見て」(古今集・巻17・雑歌上・878・よみ人しらず)と詠まれたとおり月の名所。宝暦4年(1754)年に山頂に冠着神社が建てられ月の神である月読尊(つくよみのみこと)が祀られた。今も7月下旬にはまつりが行われるとのこと。
冠着神社は大きな木に守られた神聖な神社です。
冠着神社は大きな木に守られた神聖な神社です。
神社のなかにも冠着山の説明がありました。芳名帳もあったので記入しました。
神社のなかにも冠着山の説明がありました。芳名帳もあったので記入しました。
方位盤で周辺の山を確認。
方位盤で周辺の山を確認。
友愛の碑もありました。
友愛の碑もありました。
三等三角点。
三等三角点。
高浜虚子の句碑「更科や 姨捨山の 月ぞこれ」もありました。
高浜虚子の句碑「更科や 姨捨山の 月ぞこれ」もありました。
そして、何と言っても展望が最高です!
そして、何と言っても展望が最高です!
神社の裏手にも別ルートへ下りていく道がありました。動物の足跡がきれいです。
神社の裏手にも別ルートへ下りていく道がありました。動物の足跡がきれいです。
石のほこらがありました。冠着山の神様に無事の下山をお祈りしました。
石のほこらがありました。冠着山の神様に無事の下山をお祈りしました。
鳥居まで戻って。
鳥居まで戻って。
いざ下山!
いざ下山!
歩きやすい雪の状態で、安全に下山できました。
歩きやすい雪の状態で、安全に下山できました。
下山後のランチは姨捨SA(上り)のフードコートへ。たかむら味噌ラーメンを食べました。海苔に「月の里おばすて」と書いてあります。甘味噌でおいしかった~。
下山後のランチは姨捨SA(上り)のフードコートへ。たかむら味噌ラーメンを食べました。海苔に「月の里おばすて」と書いてあります。甘味噌でおいしかった~。
姨捨SA(上り)から見た冠着山(姨捨山)。山容が美しいですね。月と一緒に見てみたいです。
姨捨SA(上り)から見た冠着山(姨捨山)。山容が美しいですね。月と一緒に見てみたいです。

信州の民話伝説集成(北信編)に冠着山(姨捨山)の伝説が載っていたので紹介します。

「おば捨て山」(p.380-381から引用)

昔、信州更科辺りを支配していた領主は年寄りが嫌いで、「六十歳になったら必ず冠着山(おば捨て山)へ棄てるべし」との触れを出した。ある孝行息子が母親を棄てられず、縁の下に隠していたが、発覚して詰問を受けた。しかし息子は「親を棄てることはできない」と言い張った。すると領主は条件を付けた。「灰で縄をなって持参すること。それができたなら許してやろう」と。息子は思案を重ねたが、灰で縄をなう知恵は浮かばない。そこで縁の下の母親に相談したところ、「きっちりと縄をなって、それを塩水に漬ける。塩水に漬けてから縄を焼く。縄の形はくずれない。灰でなった縄と同じだ」母親の教えの通りにして、息子は「灰の縄」を領主に差し出した。領主は「灰の縄」に感心し、どのようにして成し得たかを尋ねた。息子は六十歳を過ぎた母親に教えられたことを話した。領主はますます感嘆し、息子に褒美を取らせるとともに、年寄りを棄てよという触れを取り消した。

「冠着山」(p.398から引用)

遠い遠い神代のころ。手力男命は天岩戸を担いで高天原を駆けていた。天照大神がお隠れになって天も地も暗くなったとき、手力男命が岩戸を開いて、この世に光をもたらした。再び天照大神がお隠れになったら大変である。手力男命はこの岩戸をどこに隠そうかと思案し、ふと下界を見下ろすとそこに緑なす美しい山があった。命は岩戸を担いだままひとまずその山に下りて休んだ。休みながらも岩戸の隠し場を探した。北に峨峨とした山並みが見える。よし、岩戸はあの山に隠そう。命は乱れた装束を整え、冠を正して、岩戸を担ぐと渾身の力をこめて放った。命の足は大地にめり込んだ。その後、岩戸の隠された場所は戸隠山と呼ばれ、命が冠を正した山は冠着山と呼ばれ、命の足がめり込んだ窪みには水が溜まって大池と呼ばれるようになった。

姨捨は棚田の風景も有名ですね。冬の棚田もとっても美しかったです。冬の青空が美しい一日、古くから、短歌や俳句にその美しさを愛でられた月の名所の冠着山。新雪をふみしめながら伝説や神話の舞台を楽しみながら歩いた里山あるきに感謝。
姨捨は棚田の風景も有名ですね。冬の棚田もとっても美しかったです。冬の青空が美しい一日、古くから、短歌や俳句にその美しさを愛でられた月の名所の冠着山。新雪をふみしめながら伝説や神話の舞台を楽しみながら歩いた里山あるきに感謝。







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